お知らせ

第29回川崎支部定例講演会開催後のご報告(2025年6月28日開催) 川崎支部長  山岸一雄

2025年6月28日(土)開催の第29回川崎支部定例講演会後のご報告です。

演題:田園都市構想の街 『田園都市の街づくり』
講師:奥沢地誌保存会 染野 和夫 代表
(対面+Zoom)(参加者13名-対面11名 Zoom 2名)
(内 川崎支部6名、東京支部1名、如学会1名、一般3名、在校生(新聞会) 2名))

76歳で引退していた渋沢栄一(北区王子に在住)は、自然と都市が一体となる「田園都市」の構想を提唱し、会社の設立に動いた
② 渋沢が経済界同士に呼びかけ、1918年(大正7年)に田園都市株式会社(資本金50万円)を設立し、渋沢は相談役となった。理想的な住宅地の条件は以下になる。
・土地高燥にして大気清純なること。 ・地質良好にして樹木多きこと。
・面積少なくとも十万坪(約33万平方米)を有する事。 ・一時間以内に都会の中心地に
到着し得べき交通機関を有すること。 ・電信、電話、電灯、ガス、水道などの完整
させること。 ・病院、学校、倶楽部等の設備あること。 ・消費組合の如き社会的
施設も有すること。

③大正期の事業対象地は、丘陵地帯に畑や雑木林が、低地に田んぼが広がっていた。

④1922年(大正11年)9月、目黒蒲田電鉄が設立。鉄道事業の推進のため、五島慶太
を役員として迎え、田園都市会社の鉄道部門を分離し設立された。

詳しくはこちらへ。川崎支部行事報告書(第29回川崎支部定例講演会 20250628開催-染野代表)(川崎支部長山岸)20250704.pdf