東京都市大学 校友会 都市 vol.10 2023 March
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 2022年は校友会発足10年になりますので本号もって10号となります。9号までの表紙のこだわりについて紹介したいと思います。 第1号、2号は「校友会発足記念」シリーズです。校友会会報「都市」第1号は2014年5月に発行されています。まだ表紙のレイアウトが決まってなく定期発行日も決まっていませんでした。校友会発足の第1号は校友会発足の門出(記念)として、東京都市大学の4キャンパス(世田谷キャンパス、横浜キャンパス、等々力キャンパス、王禅寺キャンパスのキャンパス)の2014年4月1日のキャンパスの桜を(1日で回って)撮影したものです。第2号は武蔵工業会と美砂会が合併しての最初の世田谷キャンパスでのホームカミング(2014年11月)での集合写真です。武蔵工業会と美砂会が校友会として融合したこと(融合すること)を記念(祈念)して撮影したものです。この号の裏表紙は横浜キャンパス、等々力キャンパスでのホームカミングでの集合写真です。 第3号、4号、6号は「窓」シリーズです。同窓会誌ということで3キャンパスの「窓」のコレクションをお届けしました。 第5号、7号、8号、9号は「世田谷キャンパス再開発」シリーズです。世田谷キャンパスの再開発が進行しており世田谷キャンパスのキャンパス風景が年々変わりつつありその様子を撮影したものです。撮影の際に工夫してることは、一般的な広報の写真で扱われるような誰にでも撮れそうな写真ではなく、普通では撮れないアングルで撮影しようと試みていることです。例えば5号と7号は研究室の中にお邪魔して、そこの窓から撮っています。8号と9号は(大学にお願いをして)普段では撮れない場所からのものです。ですから皆さんが同じ写真を撮ろうとしてもなかなか撮れないアングルとなっています。その上で写真撮影に適した天気、太陽光の方向を考えながら撮影しています。もう一つ工夫してることは、大学のキャンパスは大体3月か4月に竣工、使用が開始されます。ですから2月ぐらいに撮影をするとまだ工事中の場合が多いです。表紙写真は記録としての意味もあると思うので竣工写真ではなく工事中の写真の方がその時代を後世に記録として残せるのではないかと考えて、あえて工事中の写真にしています。 写真の撮影日にはいくつかこだわりがあります。本誌の発行日が第2号から3月19日の卒業式になっています。表紙は季節感が重要と思いますので発行日になるべく近い日に撮影したいと思っています。表紙写真の入稿は発行日に間に合うギリギリまで待ってもらっています。だいたい2月の初旬から中旬辺り撮影となります。それでもなるべく寒々としてない写真を掲載できるように撮影する時間と場所を選んでいますし、表紙写真の解説には記録写真の意味も含めて撮影日と撮影場所を入れてあります。 9年分の表紙写真が並ぶ機会というのはそうあることではないと思います。是非毎年一回の校友会会報「都市」の表紙写真を並べてご覧いただき大学キャンパスの動きを感じていただければと思います。16  勝又 英明(1980建築)校友会会報「都市」表紙のこだわり           会報「都市」10号記念特集

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