東京都市大学 校友会 都市 vol.10 2023 March
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21表面加工研究室の現在の状況新棟での授業風景普通救命講習の受講の様子フレッシャーズキャンプによる学会説明会フレッシャーズキャンプにおける紙飛行機大会主任教授 槇 徹雄 卒業生の皆様方には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。令和4年度の機械工学科の近況をご報告させていただきます。 新10号棟が完成し、10月末現在機械工学科のほぼ全研究室の引っ越しが終了致しました。ここ数年、多摩川からの漏水事故の影響やコロナ禍により卒研生が研究室に入れない状況が続きましたが、新棟に移動後は、学生達は心機一転新築の建物から得られる雰囲気だけで無く、学生達の気持ちも含め明るい環境で研究に頑張っています。写真は表面加工研究室の現在の状況となります(学生同意済み)。奥側のガラスは教員室との境の窓となり、一望できるようになっています。 コロナ禍で中止されていたTAPも再開され、夏休み以降18名の学生がオーストラリアへ留学しております。本誌が発行される11月中旬には元気に日本へ帰国してくれるものと信じております。 次に就職の状況としては9月時点での内々定は学部生で約80%、院生が96%となります。これまでコロナ禍等で少し厳しい状況でしたが、内定率は10%前後改善され現在は順調に推移しております。主任教授 野平 博司 4月に電気電子通信工学科4期生である新入生を迎えました。2021年度と同様にコロナ禍ということで、フレッシャーズキャンプは1泊2日の形式ではなく、教室で2日間の形式で、教務ガイダンス、友達作り、グループ討議「Youは何しに都市大へ」など)を行い、新学期がスタートしました。本年度の講義は、基本対面で行われており、大学本来の授業に戻りつつあります。今年のもっと大きな学科のニュースは、新10号館(以下「新棟」)の一期工事が完成し、旧電気電子工学科の先生方の研究室が新棟に引っ越したことです。新棟PBL教室でのひらめきプログラムの授業風景(ご参照https://www.se.tcu.ac.jp/news/1821/)のように、学生実験を含む授業の一部が新棟で行われています。また、新棟は、廊下から教室内の学生の様子が見やすくなるような工夫もされています。ぜひ見学に来ていただければと存じます。また、文科省に採択された「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりプログラム(https://hirameki.tcu.ac.jp/program/curriculum/)は、2023年度には、全学に展開される予定です。最後に、令和4年度の就職状況は、94%内定(11月末時点)です。これからも100%を目指して教職員一同学生指導を工夫して行きます。学科の最新情報は、学科のブログhttp://grp.tcu.ac.jp/eece/ をご覧ください。主任教授 和多田 雅哉(1984電気) 医用工学科は2007年に生体医工学科として開設し,2013年に現在の名称に変更されて2022年で創設16年目となります。社会人となった多くの卒業生は,新しい医用機器の設計開発などの境界領域の研究者や技術者となり活躍しています。2022年現在の研究室構成は,臨床器械工学研究室[森教授,和多田],生体計測工学研究室[京相教授,島谷准教授(2023年3月定年退職予定)],医用電子工学研究室[桐生教授],医用材料工学研究室[桃沢准教授],細胞・組織工学研究室[小林講師]の5研究室体制となります。その他,実験・実習室の管理運営を担う実習管理室[柴田技士]があります。 2021年に続き,2022年の新入生フレッシャーズキャンプは学内研修のみの実施となりましたが,感染拡大防止策をとりながら「対面」で行なうことができました。例年実施している「普通救命講習」は,2022年も新入生全員に受講してもらいました。講師の先生による「救命」の講義(写真)に続き,ダミー人形による心肺蘇生法およびAEDを用いた除細動を実践体験しました。今後も,新入生には本講習を受講してもらう予定です。 ここ数年の本学科の特徴として女子学生の増加が挙げられます。2022年の新入生は約39%が女子学生であり,機電系エンジニアリング職への関心が高まっていることを示していると考えられます。境界領域である「医用工学」分野への志望に対して,「指導体制」「教育」「研究活動」を強化していきたいと考えております。主任教授 宮坂 明宏 校友会皆さまの変わらぬ暖かいご支援にこの場を借りて感謝申し上げます。 機械システム工学科では、2022年3月に第22期生122名が卒業、機械工学システム専攻修士32名が修了し、4月に学部新入生119名、大学院31名が入学しました。 今年度のフレッシャーズキャンプはコロナウィルスの感染状況を鑑みて、宿泊を取りやめて感染予防を行いながら、4月7日(木)と8日(金)の二日間で,機械システム工学科のフレッシャーズキャンプを実施いたしました。一日目はお台場の東京国際交流大学村でガイダンスと日本科学未来館の見学を実施しました。二日目はみなとみらいのパシフィコ横浜で飛行距離を競う室内紙飛行機大会を実施しました。 本学科では2021年度にJABEE(日本技術者教育認定機構)認定を受けることができ、2020年度からの認定開始となり、JABEEが認定したプログラムの修了者は、文部科学大臣の指定を受けて技術士の第一次試験を免除されます。今後ともに教育の質の向上を目指して努力をして行く所存でございます。 授業では、コロナ感染の状況に応じて対面授業とオンラインと対面のハイブリッド授業を行いましたが、学生活動も制限せざるを得ない状況でした。今後、ウィズ・コロナに移行すると思いますが、感染対策を適切に講じつつ、教育活動も着実に進めて行く所存です。皆さまには今後ともよろしくご支援のほどお願い申し上げます。■機械工学科■電気電子通信工学科■機械システム工学科■医用工学科

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