■共通教育部●人文・社会科学系●自然科学系●外国語共通教育センターから構成されています。◎人文・社会科学教育部門 教授 山本 史華人社部門には6名の教員が所属しています。2023年度から始まった留学生向けプログラム「日研生コース」の一科目として開講された日本文化論を岡山理香教授が担当されています。また、共通教育部長や図書館長などを務めてきた新保良明教授が本年度末をもって定年退職となります。新保教授は話術にとても長けており、どの講義も学生には大変人気新保良明教授があります。高校までは歴史に関心がなかった学生が、新保教授の講義を通して歴史を学ぶおもしろさを理解していく姿を見ると、同僚としても学ぶべき点がある、と実感しております。◎体育教育部門 教授 久保 哲也昨年度末をもって、41年にわたり本学体育の教育・研究に多大な貢献をされた渡辺一郎教授が定年退職されました。先生は、スポーツ科学(特にラグビーや各種スポーツの安全推進等)の分野で顕著な業績を残し、多くの人材を育てられました。また、学生渡辺一郎教授(前列)と現在のスタッフ部長等の要職を歴任し、学生がより良いキャンパスライフを過ごせるよう尽力されました。渡辺先生の教育に対する熱い思いを受け継ぎ、今後も学生の心身共に健全な発育・発達に貢献できるよう、部門一丸となって更なる努力を続けていく所存です。◎教職教育部門 教授 井上 健本年度をもって、殿村洋文先生(教育講師)が任期満了で退職されます。殿村先生は、2019年4月に着任以来、豊かな経験と知識を活かして、本学の教職教育・学生指導にご尽力をいただきました。豊かな教材研究に裏打ちされた授業とユーモアあふれる丁寧な指導は学生みなが口にするところです。とりわけ教員志望者を「採用試験対策ゼミ」で鍛えていただき、この春も6名が教壇に立ちます。殿村先生、ありがとうございました。主任教授 井上 健本学系は人文・社会科学教育・体育教育・教職教育の3部門主任教授 田邊 顕一朗共通教育部自然科学系は、数学教育部門と情報教育部門から構成されており、2023年度は8名の専任教職員、57名の非常勤講師という体制で、主に理工学部・建築都市デザイン学部・情報工学部の工学系基礎科目の教育と研究を担当しています。また、物理学教育部門と化学・生物・地学教育部門については自然科学科の教員が担当しており、数学教育部門については自然科学科の教員と連携して教育を行っています。これま殿村洋文教育講師でと同様に、大学院総合理工学研究科の共通教育も担当しています。コロナ禍でのオンライン授業で開発した新しい指導方法や教材などを活用し、高いレベルの授業を提供できるよう非常勤講師の先生方も含め全員で努力しています。◎自然科学系/数学教育部門 田邊教授、井上准教授、古田准教授、出耒准教授、河合教育講師の5名体制となっています。自然科学科の橋本教授、中井准教授、服部准教授と連携して教育研究活動を行っています。また、2022年9月に、出耒准教授が著者の一人である『[詳解] 複素解析学』(日本評論社)が出版されました。◎山口教授、安井講師、千葉教育講師の3名体制で、主に理工学部・建築都市デザイン学部の情報基礎教育を行っています。また、情報基盤センターの整備・運営にもセンター職員と協力して参画しています。外国語共通教育センターでは、全学統一カリキュラム「都市大スタンダード2.0」に基づき、英語の運用能力を養うとともに、国際社会で求められる幅広い教養や英語以外の外国語を学ぶための多様な科目を展開しています。1年次対象の外国語必修科目(英語)では、自律的な学習を促し英語基礎力を増強することを目的として導入したe-learningが3年目を迎えました。試行錯誤を繰り返しながら取り組みが定着してきました。e-learningを習慣化することで、入学からの1年間でTOEICスコアが大幅にアップしたという声も多く聞かれるようになりました。2年次以上の外国語選択科目では、多彩な英語科目に加えて、韓・中・独・仏・西・伊・アラビア語を含む外国語から、各々が自分にとって必要な科目を自由に選ぶことができます。英語科目については、文法の見直しを行う授業やTOEICの対応力を高める授業の履修希望が多く、英語以外の外国語については、アジアの言語(韓・中)への関心が高い傾向にあるようです。本学での外国語授業が、学生の皆さんの将来のキャリア形成に役立つよう、外国語共通教育センターの教育体制を強化し、効果的な授業を提供していけるよう努めて参ります。1年次必修科目Communication Skills の授業の一コマ[詳解] 複素解析学 (出耒, 澤野, 野井) 日本評論社都市 vol.11| 24部門長 植野 貴志子2023年5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法における5類に移行し、本学にもようやくコロナ禍前の平常が戻ってきました。外国語の授業では、グループワークやプレゼンテーションなど、参加者間のコミュケーションに基づく活動が重視されますので、安心して対面でことばを交わすことができる環境がいかに有難いものであるかを実感しています。
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