校友会 会報 12号 2025 March
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大縄跳びフレッシャーズキャンプでのグループワーク(2024年4月 於:TKPガーデンシティ神保町)普通救命講習の様子都市 vol.12| 144月のフレッシャーズキャンプは、前年度と同様に、宿泊不可・学外可ということで、初日は、教務ガイダンス後、午後に2つのグループに分かれてNTT技術資料館あるいは東芝未来科学館の見学をしました。2日目は、こどもの国で10人程度の班ごとに分かれて飯盒炊飯を行いました。薪割りから始まって、みんなでカレーライスを作って食べました。最初はどの班もよそよそしい感じでしたが、食後は、和気あいあいという感じで新入生の雰囲気が明るく感じられ、一緒にご飯を作って食べるのは、効果的と再認識しました。2024年の学科の主なニュースは、⑴電力エネルギー応用に向けた超低消費電力デバイスの研究がご専門の山田先生が着任されたこと、⑵リム先生が退職され、産業総合技術研究所に移られたこと、⑶新10号館二期工事が終わったこと(写真2024年12月3日撮影)です。新棟の教室と研究室は、廊下から室内の様子が見やすくなる工夫がされていて、大型液晶モニタやスクリーンが複数配置されて議論が行いやすくなっています。ぜひ見学に来ていただければと存じます。また、文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に採択された、東京都市大学の「ひらめき・こと・もの・ひと」づくりプログラムは、2025年度から全学展開される予定です。最後に、令和6年度の就職状況は、90%内定(11月末時点)です。これからも100%を目指して教職員一同学生指導を工夫して行きます。学科の最新情報は、学科のHP(https://www.tcu.ac.jp/academics/science/electricalelectronicsandcommunication/)などをご覧参照ください。この4月には、熱流体システム研究室の白鳥 英先生および高機能機械制御研究室の関口和真先生が教授に昇格されました。両先生には今後の益々の活躍が期待されます。また、9月に2024年度の東京都市大学賞の授賞式が執り行われ、当学科からは藪井准教授に「優秀研究賞(若手研究者奨励賞)」、そして森光技士に「優秀教育賞」が授与されました。後者の賞は、森光技士の長年にわたる製図教育への貢献や、製図教育の方法論に関する複数の学会発表実績などが高く評価されたものであり、本学における技術系職員の重要性を改めて示すものです。これからも学科教職員一同、教育・研究に精力的に取り組んで参ります。校友会の皆様のますますのご健康とご発展を祈念いたしますとともに、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。主任教授 秋田 貢一機械システム工学科では2024年4月に新入生104名を迎えました。入学後のフレッシャーズキャンプでは、未来の機械システムをテーマとしたグループワークや、学科のスタッフ、先輩学生との交流を通じて新入生のモチベーションを高めてもらいました。8月4, 5日に開催されたオープンキャンパスは昨年以上に盛り上がり、本学科の説明会では毎回100名以上の高校生・保護者の皆様にご参加いただきました。8月7日は高校生が参加する探求型体験プログラムであるオープンミッションの最終日でした。このイベントにおける本学科が提示したMISSIONは、宮坂教授による「オーゼティックなものを作る」であり、宇宙の展開構造物に通ずるものです。参加者の高校生10名は提示されたMISSIONに4月から取り組み、最終日のプレゼンではお互いの成果を確認し合うなど、とても楽しんでいる様子でした。主任教授 白木 尚人(1991機械)卒業生の皆様方には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。2024年度の機械工学科の近況をご報告させていただきます。本年4月2日に入学式が行われ、機械工学科は108名の新入生が入学致しました。そのうち、中国と韓国から7名の留学生がおります。入学後は、ガイダンスを行いますが、4/8(月)、4/9(火)の2日間、日帰りで学内外にてフレッシャーズキャンプを行いました。学外では大森付近の体育館を借りて、クラス対抗大縄跳び大会を実施しました。これは、大縄跳びを通じて、クラスの交流を深めて貰う目的で行っています。たかが大縄跳びかとお思いでしょうが、約15名で回す人の技術、跳ぶ人達の呼吸とタイミングが合わないと、数多く跳ぶことができません。クラスの仲間とのコミュニケーションが活発なクラスほど、数多く跳ぶことができます。大会後は、仲間との会話も弾んで和やかな雰囲気となっていました。次に就職の状況としては10月末時点での内定率は学部生で約88%、大学院生が92%となっております。大学院への進学は47名で、約44.3%の学生さんが進学します。就職状況は人手不足を反映して、理工系、機械系の学生は各企業からもニーズが高く、好調な就職状況となっています。新入生フレッシャーズキャンプは、「普通救命講習」および「飯盒炊さん(カレーライス)」を実施しました。特にカレー作りは、研修目的の「学友や教職員との親睦をはかる」ことができました。これからの学生生活が豊かになることを期待しています。卒業生の多くは、医療・医用機器の設計開発などの学際・境界領域の研究・開発者や技術者となり活躍しています。本学科は女子学生の比率が高く、学際・境界領域への関心が高まっていることを示していると考えられます。今後も、「医用工学」分野への志望に対して、教育・研究活動を強化していきたいと考えております。主任教授 和多田 雅哉(1984電気)医用工学科(2007年開設、2013年名称変更)は創設18年目となります。2024年現在の研究室構成は、臨床器械工学研究室(森教授、和多田)、生体計測工学研究室(京相教授)、医用電子工学研究室(桐生教授(2025年3月定年退職予定))、医用材料工学研究室(桃沢准教授)、細胞・組織工学研究室(坂口准教授(2025年4月「再生臓器工学研究室」として分離・新設予定)、小林講師)の5研究室体制にて運営しております。その他、実験・実習室の管理運営を担う実習管理室(柴田技士)があります。主任教授 野平 博司■機械システム工学科■医用工学科■機械工学科■電気電子通信工学科学科だより

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