校友会 会報 12号 2025 March
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世田谷キャンパス6号館(左)とオープンキャンパスの会場雨の中「ぷちアドベンチャー」の説明を聞く(フレッシャーズキャンプ)ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)の学生の見学風景研究室展示(オープンキャンパス)都市 vol.12| 18周娟准教授社会メディア学科在籍中に地域連携や住民参加をテーマに卒論を書いた卒業生もいらっしゃるのではないでしょうか。現在、岡部大介先生をリーダーに中村、小池、山崎、奥村各先生がメンバーとなって「地域連携・地域貢献における重点推進プロジェクト」を進めています。2025年度までの3か年のプロジェクトで、「つづきジュニア編集局」(中村先生)や「模擬人工衛星を使ったワークショップ」(小池先生)の地域貢献活動が進んでいます。懐かしいですか? 卒業生視点からのアイデア提供やプロジェクト参加があれば大歓迎です!また、2024年春より、中国ご出身の周娟(しゅう・けん)先生が社会メディア学科に着任されました。教育工学がご専門です。周先生から見た学科学生の印象は「明るい学生が多い」こと。現在、社会調査実習やSD-PBLなどの授業を受け持ちされており、3年生10名の研究指導にもあたっています。数ある学校行事のなかでも「横浜キャンパスホームカミングデー」の催しは有意義だとおっしゃっていて、「卒業生の皆さんが参加してくださることを楽しみにしています」とのメッセージを寄せています。どうぞ、お越しください。東京都市大学総合研究所は、平成16年4月に武蔵工業大学総合研究所として等々力キャンパスに設置され、以来、本学の特色ある先端的な研究を推進すると共に、大学院生、学部生に対し、先端的な教育環境を提供して参りました。2024年度の研究組織は、計12の研究センター・研究ユニットを中心に、未来都市、ナノエレ、インフラ、水素エンジン、地盤、子ども・福祉、ロボット、災害制御、太陽電池、マイクロシステム、宇宙科学、ウェルビーイング、バイオテクノロジーなど幅広い分野で研究を進め、外部資金を獲得しながら研究を推進するとともに、総研セミナーによる研究紹介や成果報告を行っています。オープンキャンパスでの総研オープンラボの開催、JSTの次世代研究者挑戦的研究プログラム選抜学生が企画した研究発表会での研究発表・ポスターセッションなど、学生の育成にも取り組んでいます。さらにFUTURE-PV研究室の小長井誠特別教授が春の叙勲で「瑞宝中綬章」を受章されました。今後も大学全体の研究をリードしながら、幅広い活動を展開して参ります。情報システム学科では、情報システムをプロデュースできる人材を育成するため、様々な活動を行っています。2024年4月の新入生の交流を図る「フレッシャーズキャンプ」では、「ぷちアドベンチャーゲーム in 横浜」と題して、横浜周辺に数か所あるチェックポイントを巡りながら、メンバー同士で親睦を深めながら散策を行うゲームを開催しました。社会メディア学科と合同で、在学学生の学生会から先輩の参加もあり全体で約220名の参加です。開催日当日はあいにくの大雨となりましたが、記憶に残るイベントとなりました。2024年8月のオープンキャンパスでは、今年も多くの高校生と保護者が横浜キャンパスに来場されました。情報システム学科では2つの研究室展示(ソフトウェア工学、組込みシステム)を行い、多くの来場者に関心を持っていただきました。また、横浜キャンパスの学園祭である「横浜祭」は2024年も9月開催で学生による飲食やゲームなどの模擬店が多く出店され、盛況に開催されました。これらのように、情報システム学科では、学生に多くの機会を設け、より良い人材の育成を目指しています。校友会の皆さまには、今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。2023年5月にコロナがインフルエンザと同じ5類に変更されたように、2020年から始まったコロナ渦もだいぶ落ち着いてきたことと存じます。ナノ科学技術学際研究センターにおいても、感染対策を行い、また“3密”を避けるということに留意して活動を行っています。4月から11月までの利用件数も、2020年度865件から、2023年度1271件、今年は1213件と、ほぼ例年通りの利用に戻りました。また、対面で開催されたオープンキャンパス(8/4、5)での見学会や高校の見学会(6/28浦和実業学園高等学校2年生 35名、11/14東京農業大学第二高等学校(1年生)40名ほか)、さくらサイエンス、明星大学の見学(3名)をはじめとして11月末までで10件の見学会が行われました。それ以外にも8/30に学会(SCAN TECH 2024、日本顕微鏡学会 走査電子顕微鏡分科会)を開催するなどコロナ前よりも活発になっています。また、12月以降にも、学会(SCANTECH 2025)や高校の見学会などの開催を予定しております。本年度のトピックは、機器更新が認められ、2025年2月にリガク㈱の粉末X線回折装置SmartLab/PW/CB/AIが導入される予定です。本学の研究活動を支援するために、新しい機器の説明を含めた機器分析セミナーの開催やSCAN TECH 2025の本学現地での開催などを予定しています。主任教授 増田 聡センター長 野平 博司主任教授 奥村 倫弘所長 野中 謙一郎■情報システム学科■ナノ科学技術学際研究センター■社会メディア学科■総合研究所

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