緑土会 会長挨拶
高橋禎夫(1982年土木工学科卒)
2024年4月1日より緑土会の会長に就任いたしました高橋です。
緑土会はご存知のとおり1929年の武蔵高等工科学校の開校以来、校名は武蔵高等工業学校→武蔵工業専門学校→武蔵工業大学→東京都市大学に変わるとともに、学科名も土木工学科→都市基盤工学科→都市工学科と推移しながら、卒業生は延べ8千人余り、創立96年目を数え、私の次の会長の代には100周年を迎える伝統ある学科同総会です。
そのような歴史・重みを先代の松浦弦三郎前会長から受け継ぎ困惑していましたが、たいへん頼りになる副会長:萩原秀司さん・勝田博敏さん・佐藤貢一さんの就任をはじめ、役員・幹事ならびに会員皆様方のご指導のもとに何とか走り出した感に至っております。
代々受け継がれ続けてきましたテーマ「緑土会と大学との連携」に関しましては、2016年度から開講の社会人向けの社会基盤マネジメントプログラムに私も1期生として参加し、2018年3月に無事終了することが出来ました。会員の皆様にも是非「学び直しをする場」「実務経験を学術的に社会に活かす場」として、参加を考えてみてはいかがでしょうか。また現役の在校生を対象に、例年春に開催している「インターンシップの勧め」や、秋の開催「企業研究会」は大学・都市工学科と緑土会が連携して実施している行事として定着しつつあり、OBOG側も120団体・200人超えと参加者も増加傾向で推移しております。毎回多くの学部生や院生等との交流が図られ、緑土会の予備軍としての新緑会との繋がりを今後も大事にしたいと考えています。
一方で例年11月開催の緑土会総会・懇親会は、昨年度で40名程度のOBOGの対面参加者数にとどまっており、盛況とは言い難い状況にあります。コロナ禍騒動以来「一堂に会する機会」が減り、同時にZoom等のWebリモートによる会合が急増したように感じられます。タイパ(タイムパフォーマンス)が重視され時間を効率的に使い、より多くの情報を得ようとする風潮の世の中へ変化しつつありますが、一年に一度くらい時間の流れを止めて昔懐かしの顔ぶれで肩ひじを張らずに、本音の交流を楽しむ余裕を持ってみてはいかがでしょうか。
そのためにも、卒業生であるOBOG老若男女が気軽に参加することが出来、同期・先輩・後輩が熱く語り合える・有意義に楽しく飲み交わせる場:緑土会総会・懇親会を、役員ならびに会員の皆さん、一緒につくって行きましょう。
今後も会員皆様方のご支援・ご協力を得ながら活動内容の向上および、魅力ある緑土会を目指してまいりますので宜しくお願い申し上げます。
2024年4月吉日 高橋禎夫