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東京2020オリンピック 聖火ランナーとして走ります!

                      東京2020オリンピック 聖火ランナーとして走ります! 

                                                                                                    児島 靖正(1997機械) 

東京2020オリンピック聖火ランナーに選ばれ4月23日(金)に大分県中津市を走ることになりました。聖火ランナーの選考は2019年に実施されました。

◎復興・不屈の精神(支えあう心)

◎違いを認めあう包容力(認めあう心)

◎祝祭による一体感(高めあう心)
などの心がある事が選考基準でした。各都道府県選抜枠の他にスポンサー枠(コカ・コーラ、トヨタ、NTT、日本生命)があり、私は日本生命さんに選んでいただきました。

下記が私の応募動機です。

【大切な人との絆にまつわる具体的なエピソード】

私は大分県中津市で中小企業(立体自動倉庫製造業)を経営しております。我が社は2006年からタイ人技能実習生の受入れを行っており2019年の応募当時10名のタイ人を輩出、4名のタイ人が日本で技能実習を行っておりました。彼らは3年間我が社で溶接技術や塗装技術はもちろん、日本語や日本人の働き方・就業観を身につけて帰国、母国の発展のために尽力します。私が仕事で大変苦しかった時に仲間の少ない日本で一所懸命に頑張るタイ人たちは本当に心の支えでした。2013年に帰国した実習生OBの結婚式に招待され2019年7月6日にタイに行ってきました。その際タイ人OB3名が結婚式に駆け付けましたが皆日本の自動車メーカーのピックアップトラックに乗っており妻子連れだったり彼女同伴だったりして活き活きとしていました。この結婚式関連の渡泰でタイ帰国者10名中6名と会うことが出来ましたが、中には田舎で農業をしていて手が離せない者や共働きで土日も仕事のため会えない者もいました。彼らに私が元気に走る姿を見せたいです。

【聖火ランナーとして走ることへの意気込み】

災害の多い日本列島ですが、かつて先人たちはどんなに厳しい災害にあい、苦しい状況におかれても助け合い、国を復興してきました。九州もここのところ毎年のように水害に見舞われ、大変な被害が出ています。現代の日本人も先人たちと同様に頑張って生きている姿をタイに帰国した技能実習生のOB達に見せてやりたい。タイも水害が多い国で、帰国した実習生のOB達からSNSで水害から復旧する映像を送られてくることがあります。中年が頑張って走っている姿をアジアに、全世界に発信出来れば幸いです。最初の技能実習生が配属になったときは32歳だった私も現在は46歳となり、すっかりおじさんですが、一所懸命に頑張って走ります!

【地域に伝えたい想い、または、地域から発信していきたい想い】

大学を卒業後地元愛知県のメーカー勤務を経て2000年に25歳で妻(体育会バレーボール部同期でマネージャーだった真理(旧姓幣旗)1997経営)の実家である東栄工業所に転職しました。生まれ育った街(名古屋市)、学生時代を過ごした街(目黒区)はいずれも都市で、海も山も遠い存在でした。中津には海も山もあります。緑がいっぱいのとても居心地がいい土地です。大分県の豊かな自然に包まれて活き活きと走るランナーの姿を見て、

「私もおおいたに遊びに行ってみたいな。」

と思ってくれる方がたくさん増えたらいいな、という想いで走ります。

上記に加え、現在はコロナウィルス禍で苦しむ全ての人のためにも走ります。皆様応援よろしくお願いいたします。

平成9年3月卒業式にて



平成7年6月東日本インカレにて

平成5年8月合宿

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