お知らせ

日吉台地下壕(慶応大学43万㎡ 内)の見学(ご報告) 川崎支部長 山岸一雄

 戦艦大和の発信を指令した連合艦隊司令部跡を訪れました。ご案内は「日吉台地下壕保存の会」(発足して35年間)です。戦争のむごさと、陸・海・空軍の縄張り争いとエゴのむき出しが分かります。

①2024年2月24日(土)13時30分~16時迄、男女11名が参加(役員以外の一般会員は7名)。地下壕(コンクリート製で延2.6㎞-竪坑を採用して8ヶ月で完成)+チャペル(寄贈された)+耐弾式竪坑+寄宿舎を見学

②地下壕の連合艦隊司令部は受信基地(電波発信時の傍受を防止)で、発信は船橋の海軍無線電信所船橋送信所からの送信です。この送信所は真珠湾攻撃部隊に「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の電文を送信したことで有名。

③短波通信なので、地球の裏側までの双発信が出来ます。特攻隊のモールス信号での長信号(ツーの連続音)が途切れた瞬間が、海の藻屑となったか体当たりした瞬間です。

④太平洋戦争での戦死者は約310万人、終戦年の1945年の8ヶ月間での戦死者は約200万人。国民総動員の名のもとに、「陸・海・空軍の縄張り争いとエゴのむき出し」により、紙屑の様に亡くなりました。

日吉一帯への空襲は3度、1945年4月4~5日、15~16日、5月24日です。日吉は京浜工業地帯から離れた学生の街なので、米軍が連合艦隊司令部をはじめとした重要海軍群と認識しての破壊行為とは言い切れない様です。理由は、投下された爆弾は焼夷弾が中心で地下施設の破壊を目的とした空襲ではないのです。米軍の文書や写真資料での検証が必要です。

⑥日吉台地下壕保存の会 資料集(現地で販売されている) 「日吉海軍・設備アレコレ」 (表紙・目次のみ)
→ https://drive.google.com/file/d/10308CQw9n_--hyVsfJMHasRAQd4SQluq/view?usp=drive_link

 

お問合せ・連絡先:川崎支部 幹事長 松本浩一 TEL:090-9363-6082 

E-mail:kawa_matsu51@v00.itscom.net(写真撮影は山岸支部長なので、写っていません)