お知らせ

第26回川崎支部定例講演会【苦節30年 玉川全円耕地整理事業】《奥沢地誌保存会 染野代表)(経営工学部OB) 川崎支部長 山岸一雄

① 日時:2024.年6月15日(土)14時30分から16時(自由が丘クラブ2階)(無料)

② 玉川全円耕地整理は、大正末期に計画された玉川地域の耕地整理事業で、将来玉川村も住宅の町になると見越した宅地造成工事のことです。現在の世田谷区の約4分の1(1,000町歩)を占める玉川村全域を対象としたものであり、わが国の都市計画史上でも特筆に価する事業です。

③ 大正12年、関東大震災で東京の下町は焼け野原となり、人々は郊外に住まいを求めていました。大田区の田園調布(当時の調布村)では、住宅地の造成が進められ、文化住宅が立ち並び、田園都市が出現していきました。

④ 隣の玉川村でも盛んに土地が売買されましたが、宅地造成がされていないので、安値で買いたたかれていました。この状況を憂いた玉川村の村長「豊田正治」をはじめ地元の有志たちは、何とかして村の将来のために土地を守り、道路や下水道を造って、住みやすくしようと考えました。大正12年1月、村会で村全域の耕地整理を全会一致で決定しました。当時、玉川村は1,300戸、人口7,000人の村でした。その後、昭和2年に玉川全円耕地整理組合が結成され、村長の豊田氏自らが組合長となって、この大事業を始めました。

⑤ 耕地整理は、組合が土地を買い上げ、整地後、所有者に売り渡すという方法で行われました。当然ながら反対派も多く、その運動は殺気だった中で進められたといいます。

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