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川崎支部便り(第4号 6月号)

川崎支部便り(定期便)(20184号 6月号)

(オープンで各自が主役:川崎支部) 川崎支部支部長 赤津 武雄 (執筆 山岸)

 

 川崎支部の皆さん、お元気でしょうか。

 これまでの川崎支部便りはお楽しみ頂けたでしょうか。今回はシン・ゴジラと南武線についてです。気楽にお付き合い願います。

 

川 崎 点 描 (シン・ゴジラと南武線沿線②)

 新丸子橋が破壊されました。まるであめ細工の様に鉄橋が赤子の手をねじる様に、いともたやすく曲げられました。これは20167月に公開された「シン・ゴジラ」の映画でのお話です。主演は石原さとみ、長谷川博已という逢いたくなる様な俳優です。

野村萬斎(狂言方和泉流能楽師)も出演していました。どこに?判りませんよね。シン・ゴジラの中です。(着ぐるみではありません)プロモーションです。今の新丸子橋は2回目の架け替えで、現役です。

関東の鉄道の社名で、武蔵の「武」の上に方角を付ける例は「東武鉄道」と「西武鉄道」、そしてこの「南武鉄道」の三社です。「南部鉄道」ではありません。何故「北武鉄道」が無いのでしょうか。謎です。どなたか教えて下さい。

南武線は192739日に開通し、支線を含めて30駅を擁しています。多摩川を渡った北側では立川崖線を登り、武蔵野台地を走行しています。川崎市内に入ると、二ケ領用水と並走し、その本川や川崎堀とは中野島駅・宿河原駅・久地駅・武蔵小杉駅・平間駅で、計5回交差をします。もともと南武鉄道は創業当初府中から分かれて国分寺に達し、川越鉄道と結ぶ計画でした。これが実現すれば、武蔵野線よりも早く人や物の効率的な輸送線が出来ることになったのです。

さて、2018.03.24(土)に行われた津田山駅脇の緑ヶ丘公園でのお花見では、晴天に恵まれ多数の参加者(女性は4名)で和楽器のセッション(小鼓、篠笛、鉦等)を行いました。しかし、以前とは風景が様変わりした感が有ります。溝の口周辺を含め、北西部の久地・宿河原・登戸・中野島・稲田堤辺りは多摩川梨・桃・葡萄等の産地でしたが、現在は宅地に代わり生産量がかなり少ない様です。周辺を散歩すると、高齢の方が自宅農園を守り、慈しむ様に果実を育てているのが微笑ましい光景に出会えます。残しておきたい光景ですね。NHKの「小さな旅」に出ても良いのでは。

この津田山駅の開業時の駅名は「日本ヒューム管前」で、国有化の時に「津田山」(194441日 昭和19年)と改称されました。津田山とは近くの七面山のことで、ここに玉川電車が遊園地や空地を作り、経営者の名前を付けて「津田山」駅としました。南武線で人名がついているのは、この「津田山」駅のみです。

主として土木工事で使用する大口径のヒューム管はトラックで運ぶわけにはいかないので、当時、製品や資材の輸送に活躍をしていた荷馬車が候補に挙がったらしい。勿論、使用出来ないので、南部鉄道から工場まで長い引込線を敷設し、この引込線に貨車を乗入れさせ、貨車で輸送する他なかったのです。 

 次回もお楽しみに!

 

川崎支部の活動

2018.04.21(土)の定例講演会では、湘南支部山田眞久氏による「都市トンネルの火災と避難環境」が行われました。

2018.05.21(月)は横浜キャンパスで、神奈川三支部(横浜・川崎・湘南)での次回総会・講演会(2018.10.27(土)を予定)の調整会議が行われました。

2018.05.26(土)は「多摩川うなねパークゴルフコース」でのパークゴルフが行われ、活発な意見交換が出来ました。

 

耳寄り情報

南武線の車両を見るとナハ、クハ、モリ等と車両に記載しています。 

  ・・・運転台付き(正しくは制御車で、先頭車です。)

  ・・・中間電動車(運転台は有りませんが、モーター付きの中間車両です。)

  クモ・・・運転台とモーター付きの制御電動車です。

  ・・・モーターも運転台もない車両です。

  ・・・普通車です。(自由席、指定席等)

  ・・・グリーン車(特急の他、東海道線の通勤電車にも有ります。)

  ・・・食堂車(現在、電車でこれを持っている車両はありません)

  ・・・寝台車(「ハ」「ロ」などの後ろに付く特殊な記号です)

  ・・・訓練車や職員用の電車を表します。

 

池波正太郎作の「鬼平犯科帳」がTVで再放送されています。中村吉右衛門主演版が気に入っています。鬼平役者は、過去何名いたのでしょうか。なんと、4名もいたのです。中村錦之助さん、丹波哲郎さん、そして初代松本白鸚 (はくおう)のシリーズです。

原作者の池波正太郎氏は、中村吉右衛門の鬼平が一番のお気に入りで、実在感が有り、原作者のイメージ通りと、生前語っていたそうです。初代松本白鸚 (はくおう)は言うまでもなく吉右衛門の実父で、この「鬼平犯科帳」が大当たりしたことから鬼平ブームが今に続いています。

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