川崎ニュース
川崎支部便り(第5号 7月号)
2018.06.25(月)
川崎支部便り(定期便)(2018年第5号 7月号)
(オープンで各自が主役:川崎支部) 川崎支部支部長 赤津 武雄
(執筆者:河合・山岸)
川崎支部の皆さん、お元気でしょうか。
以前は、自宅に届いたお歳暮の熨斗を張り替えて、人に贈ることが有った様です。そんな人が何人もいて、回りまわって自分のところに戻ることもあるのではないでしょうか。「お歳暮なんて、誰が考えたのですかね?・・・キリストだったりして・・・歳暮マリア、・・・なんて。」(笑)
今回は南武線②についてです。気楽にお付き合い願います。
川 崎 点 描 (南武線 ②)
1930年(昭和5年)以後は日本電気、富士通信機製造(現富士通)の工場が南武鉄道の沿線に進出し人口が急増し、通勤客も運ぶことにもなりました。1934年(昭和14年)までには川崎―溝ノ口間は複線化になりました。この人口増に対応する住宅の供給には、日本光学、東京電気、南武鉄道の三者により川崎住宅㈱を設立して経営に乗り出しました。(溝口高津小学校の裏手には日本光学の相当大きな敷地に平家の長屋造りの社宅がありましたが、現在はマンション群となっています。)
1941年(昭和16年)に始まった太平洋戦争下で、民間企業初めての徴用令適用事務所となった日本光学を初めとした軍需産業が川崎に集中し、1943年(昭和18年)には全国から一万人の農村の女性が勤労報国隊員として川崎の軍需工場に動員されてきました。軍事施設も沿線に多く造られ、軍事輸送を南武鉄道が担う一方、石灰石輸送で浅野の資本系列の奥多摩電気鉄道・青梅電気鉄道・南武鉄道・鶴見臨港鉄道の合併の協議もありましたが、鶴見臨港鉄道が国有化されました。残る3社は1943年(昭和18年)に合併を決定しましたが、南武鉄道は東海道線や工業地帯と中央線を結ぶ重要路線であること、重要物質の石灰石を輸送していること、軍需施設や重要向上が沿線に存在することなど、軍事上重要路線であることが理由で、1944年4月1日(昭和19年)に戦時買収私鉄指定で国有化されて、国有鉄道「南武線」となりました。
ところが、今の高津区の北、多摩区の大部分であった山林をすっかり変貌させる事態が突然発生しました。陸軍がこの地域に広大な演習場を作る計画を立てたのです。川崎市と横浜市を跨ぐ面積約838ヘクタールの地域が、有無を言わさず買収され、住民が退去させられたのです。昭和16年(1941年)東京から陸軍の部隊が入りました。南部鉄道の武蔵溝ノ口駅はその様な兵力の輸送の為に、そのまま施設では運びきれない輸送を強制させられたのです。当時は、総合的な計画が全くない近視眼的な状況でした。
南武鉄道の登戸と小田原急行当時の稲田登戸との間に、連絡線が有りました。「鉄道ピクトリアル」第568号(1992年12月)の「南部・青梅・五日市線特集」によると、両社所属貨車の相互乗り入れ認可は、1936年9月11日で、この連絡線の成立が判ります。以前、東北沢が砂利輸送の基地だったことも興味深いのですが、当時の鉄道は、こうした砂利輸送にかなりの重点を置いていたのです。1967年3月には廃止され、いまの川崎市道が小田急電鉄の線路に平行している辺りに、電気機関車に牽引された貨車が走る線路が有ったことは、いまは夢物語です。
(閑話休題)
ホームに入って来る電車の前面に、番号が二カ所有ります。上の番号は窓の左上に、下の番号は運転席の窓上に下がっています。これは何でしょうか。鉄道に関心のある方はご存知ですが、上の番号は、その電車の運行番号で、固有の番号を持っています。同姓同名にならない様に同じ停車場に着発する列車が同じ番号にならない様にしています。そして、上りは偶数、下りは奇数という様に、その列車が上りか下りかをすぐ識別出来る様にした便利な方法です。
ただ、南武線は上り電車でも奇数の番号を出しています。今言ったことと違うのでは?そうです。これはその番号から1を引いて偶数として読むことにしているのです。この番号は、電車区を出てから帰る迄の途中で変えることはないのです。
もう一つの番号は編成番号で、電車区に所属する電車の編成を数字の順に並べて識別が出来る様にし、電車の形式等によって整理されているのです。編成の個性が出ています。
次回もお楽しみに!
川崎支部の活動
・2018/05.26(土)は第一回パークゴルフ大会を開催。(プレー費は350円)
・2018.06.09(土)は横浜キャンパスのホームカミングディでした。
・2018.07.28(土)は第二回講演会(吉田勝校友会前会長)を開催しますので、
是非参加して下さい。(二子玉川RISE8階14時から 夢キャンパスにて 無料)
耳寄り情報
毛穴が目立つ原因は、肌が乾燥していること可能性も大きいそうです。なぜ夏の肌は、うるおっていると勘違いしてしまうのでしょうか? それは「汗」を多量にかくことに関係があります。角層にある保湿成分は水溶性のうるおい成分で、汗も水溶性なので、汗をたくさんかくと汗の水分で保湿成分が一緒に流されてしまうのです。
汗をかいたあとは、肌がガサガザしているように感じませんか? 汗をかくと、皮膚表面が濡れているだけで、角層内はすでに乾燥に傾いています。皮膚表面がベタベタしているのは、うるおいではなく皮脂だけがそこに残っているからです。水分不足の肌はキメが乱れて、毛穴が目立ちますので、ご注意下さい (今回は女性目線です。)。
皆様のご意見・ご感想をお待ちしています。(連絡先:k_yamagishi@6kou.co.jp窓口の山岸宛)