~12月の活動報告~
新緑会で学団連員を担当している山﨑誓也です.12月18日に実施された「首都高羽田線の現場見学」の報告をします.
当日の現場見学は,学部生19名,大学院生6人,教員1名の計26名の方々が参加しました.工事見学の前に,プレハブで首都高速株式会社の方が工事全体の内容について映像込みでおよそ30分のお話を頂きました.首都高速道路の総延長319kmのうち,40年以上経過している路線は全体の4割で,30年以上を経過している路線が全体の5割以上と高齢化が進んでいる事実を知り,長期的な安全を確保することが必須ということに驚きを覚えました.以下が首都高速株式会社の方の説明時の写真です.
説明後に工事現場の見学を行い,見学時間はおよそ1時間半でした.現場の風景を以下に示します.現場では道路の切り替えを実際に見ることができ,土木のスケールの大きさを改めて実感しました.道路の切り替えの流れとして,上り線の迂回路を設置し,従来の上り線を造り替え,同様に下り線も切り替えたのち,迂回路を撤去する形です.これを考えた時に,一つの道路を切り替える作業で様々な問題が発生し,それを工期内に収めなければならないのはとても大変な業務と感じました.その他にも,全長数kmの工事現場の説明を事細かくしていただき,スケールの大きい仕事により魅力を感じました.また,見学前に実施している内容について把握することができたため,見学時により興味を持つことができ,貴重な時間を過ごすことができました.
見学後に再度プレハブに移動し,工事現場を見学した中で,疑問や分からなかった点についての時間を設けて頂きました.その際に,多くの学部生が積極的に質問をし,工事現場に興味を持った人が多くいたため,現場見学を開催してよかったと思いました.また,土木や発注者の業務を,目で見て肌で感じたことを今後の就職活動や研究に取り入れていただければと思います.
最後に,「首都高羽田線の現場見学」を開催して頂いた首都高速道路株式会社の皆様,ありがとうございました。